0から1を生み出す面白さは、お菓子作りにも通じています。
中途
松田 賢悟(39)
株式会社昌栄堂
専務取締役
入社年月:2010年10月入社 出身地:黒部市 大学:東京都 現住所:黒部市
[2023年3月時点]
Ririko Ejiri
学生リポーター
富山市出身
江尻理々子
〈富山国際大学 現代社会学部〉
ものづくりが好き。製造業に興味あり。
INTERVIEWINTERVIEW
インタビュー
学生時代に、仲間と一つのことを成し遂げる喜びを知りました。
長男なので、生まれた時から家業を継ぐことは決まっていました。でも、このまま就職していいのだろうかと思って、何が好きかを確認するために東京の大学へ進みました。理系の学部で学び、また当時珍しかったダンスサークルでも活動して、0から1を生み出す楽しさや、みんなで何か一つのことを成し遂げる達成感を知りました。黒部へ戻る前に東京のお菓子屋さんで働き、小麦や卵を組み合わせてお菓子を作ることの面白さを感じて、0から1を生み出すことを仕事にしたい、と思ったことが一つの原点です。
観光地だからこそ、住んでいる自分たちの視点も大切にしたい。
観光客の方が黒部に対して持っているイメージは伝統的なものが多く、変化は求められていない。一方で、住んでいる人はやっぱりいろいろな変化が欲しい。黒部の良さを県外の方たちに知ってもらえる土壌があるのはいいことなのですが、その魅力に甘んじているせいか、東京のトレンドの変化の速さなどと比べると自分たちは変化が少ないと感じます。観光客の方たちに求められていることを続けつつ、いつも来てくださる地元のお客様をいかに楽しませるか、という視点も忘れずに持っていたいと思っています。
単調に思える作業の中で、微妙な変化を楽しめるか。
製造で、0から1を生み出すというところでは、人に教えてもらう姿勢が基本にあって、お菓子を作るための技術というのは応用だと思います。それぞれのお菓子の工程を覚えるのはすごく大変。でも、基本に忠実に同じことを繰り返す中で、気温や湿度の変化に合わせて火加減や水の量などを調整し、常に一定のクオリティでお菓子を作ることができる人、またそのことを楽しめる人は、この仕事を長く続けられるのではないかと思います。
お菓子を食べてもらい、お客様に喜んでもらえることが幸せ。
お菓子は嗜好品なので、生活に絶対必要というわけではありません。それでも買いに来てくださる人がいて、私たちの商売が成り立っている。お客様にお菓子を食べてもらうことが一番の幸せですし、お菓子作りを通じて人を笑顔にできることが何よりの喜びかなと思います。販売スタッフはお客様への対応で喜んでいただけた時、製造スタッフはお菓子がきれいに出来上がった時が喜びです。向き合い方はそれぞれ違いますが、それぞれの持ち場で自分の仕事をちゃんと達成できたときの喜びが一番わかりやすいし、やりがいになると思います。
EVERYDAYEVERYDAY
先輩の日常
とある1日のスケジュール
お仕事アイテム
気になったことや、大切なことを記帳するのにメモ帳は常に持ち歩きます。
MY LUNCH TIME
黒部の飲食店で食べることが多いです。
あるお休みの日
家族と過ごすことが多いです。